一般的な自動車と比べて、トラックは頑丈に作られており寿命も長めです。事業用に使われることがほとんどであるため、長距離走行に耐えられるような構造と設備が搭載されているからです。そのため通常の車と同じサイクル・年月で買取に出すと、損をしてしまうケースが多く注意しなければなりません。トラックの買取を検討する上で、目安というべき基準は走行距離と購入してから走行している年数の2つです。
特に走行距離はトラックでも査定時に例外なく確認されるポイントであり、長くなるほど価格は低くなっていく傾向にあります。ただトラックの場合は目安が40万km前後となっており、一般車の10万kmと比べると雲泥の差です。普通自動車と同じイメージで売りに出してしまうと、まだ使えるのに無意味な売却をしてしまったという事態になりかねません。整備をきちんとして、丁寧に扱っている場合は50~100万km以上も走れる場合も少なくないです。
そもそも長距離を走ることを前提として作られている車両であることを理解し、通常の車よりも長めのサイクルを意識するようにしましょう。また購入してから使える年数に関しても普通の車よりも長く、10~15年が目安となっています。もちろんメンテナンスを怠らずに整備も万端にしながら使っていれば、10年以上もつ場合も多いです。普通自動車であれば5年前後が目安となって、10年で買取に出すというケースが多いためついそのイメージを抱きがちなので注意しましょう。